第1回目の名誉団員紹介は、「リメンバーしまね」の初代応援団長でもある「吉田君」の生みの親 FROGMANこと小野亮さんをご紹介します。 縁あって島根に暮らされていたこともある小野さん。島根との関わりを取材してきました!
松映画『白い船』のスタッフとして訪れたのが最初。そこで妻と運命的に出会い、結婚してからは平田で暮らしていました。今は仕事が忙しいので東京に引っ越しましたが、妻の実家がある松江市には暇さえあれば帰っています。『鷹の爪』に登場する「吉田くん」も、島根県知事からしまねSuper大使に任命され、今度はこのサイトの初代応援団長になって。生みの親の僕から独り立ちしてくれて嬉しいです(笑)
田舎暮らしの良いところは「何もないから、何でもできる」こと。僕は実写の映画を撮りたかったけれど、役者もスタッフも資金も集まらなかった。それで監督から脚本、声の出演まで一人で可能なフラッシュアニメを始めたんです。僕は平田で暮らして、東京では気づけなかった自分を発見した。それは大きな成果でした。田舎という隔離された空間は、自分と向き合うのにいい場所だと思います。
『鷹の爪』パート1はNYの映画祭でも上映され、アニメ部門で最優秀を受賞しました。現地の新聞に「日本アニメでギャグが評価された初めての作品」と掲載されて嬉しかったなぁ。上映会では、島根ネタのところが結構ウケましたよ。シンガポールで上映したときも、島根のところで観客が笑ってくれた。FROGMANSHOWのテレビシリーズの海外上映も決まっているので、「島根」が世界標準になるのも近いかも(笑)。09年夏には新作パート3が公開されます。もちろん、島根ネタ満載ですから楽しみにしてください。
たまに魚のノドグロが食べたいと思います。東京では、なかなか食べられませんから。好きな風景は平田の塩津(しおつ)。『白い船』の舞台です。夏の真っ青な海が眼の前にあって、山の斜面には張り付くように家が並んでいる。町民はお祭り好きで、みんなで飲んで騒いで。楽しいひと夏だった。もう一度体験したい僕の青春の風景です。
島根に来てから、僕の人生は激変しました。だから、これからも島根にはこだわりたい。本当は、こっちで創作活動をしたいけれど、フラッシュ事業はまだそこまで成熟していないので残念ですが・・・。リメンバーしまねの名誉団員として世界に島根を紹介していきます!
71年東京生まれ。高校卒後、映像制作に関わる。04年、出雲市(旧平田市)に移住。同年、WEBで発表したFLASHアニメ『菅井君と家族石』で注目を浴びる。06年4月、『THE FROGMAN SHOW』で大ブレイク。現在は東京在住。本名、小野亮