江戸時代までに建てられ、修復されながら現在まで残っている天守は、日本全国で現在12しかありません。
明治時代の「廃城令」で、松江城も廃城の憂き目に……。超低価格で民間に払い下げられ、建物が次々取り壊されていく中、天守も180円で落札され、取り壊される寸前だったのですが、出東村の勝部本右衛門、旧松江藩士の高城権八らが資金を調達。天守は買い戻され、取り壊しは中止、保存されることになりました。
当時は米一俵が2円弱。ってことは松江城の天守は米100俵分!? 思いに共感した有志から資金を集める方法は現代でいえば「クラウドファンディング」。ネットはなかったからリアルで会って相談したんだろうけど、ありがとうな! 本右衛門! 権八!
ネタに掲載している情報は2019年2月1日現在のものです。
また、内容には諸説あるものもあります。