「鬼の舌震」は川をふさぐように巨石がたくさんある大渓谷で、長さ160メートルもある「舌震の“恋“吊橋」や、バリアフリーの遊歩道が整備された名勝地。なぜ「鬼の舌震」なんて怖そうな名前になったのか? 理由は神話の時代へさかのぼります。出雲国風土記「恋山(したいやま)神話」によると、ある日一匹のワニが女神に恋をします。ワニは女神に会うため日本海から川を遡上。それを見た女神は嫌がって、川を巨石でガッツリ塞いでしまいます。それでもワニが女神を慕ったので、「ワニが女神を恋い慕う」→「ワニのしたふ」→「鬼の舌震」と、なったそうな。めでたし、めでたし…ってどこが!?ちなみに、女神の名前はタマヒメノミコト(玉日女命)。そして、日本神話によく登場する「ワニ」は「サメ」説が有力です。
ネタに掲載している情報は2019年2月1日現在のものです。
また、内容には諸説あるものもあります。