石州和紙の歴史は長い! 日本では、役所で戸籍や納税の記録のために紙が用いられるようになった奈良時代から全国で和紙が生産されるようになりました。石見地方は、和紙の原料となる良質な「コウゾ」がよく育つ地域で、地元産の自然素材を生かす伝統技法により、なんと! 1300年もの間、和紙が漉き続けられてきました。石州和紙は、その耐久性、強靱性から「石見神楽(いわみかぐら)」の大蛇(おろち)やお面にも使用されます。木彫りのものが多いお面の中で、テンポの速い石見神楽には、軽くて丈夫な石州和紙のお面が最適なのです。2009年には「石州半紙」として、また2014年には、本美濃紙(岐阜県)、細川紙(埼玉県)と共に「和紙:日本の手漉和紙技術」としてユネスコ無形文化遺産に記載されました。和紙は、まさに世界に誇れる文化なのです。
ネタに掲載している情報は2019年2月1日現在のものです。
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