世界遺産が地元にあるというだけで「すごいだろ」と人に自慢したくなっちゃうよな。実際、石見銀山のスケールはすごい! 江戸時代に書かれた「銀山旧記」という書物には、周辺の人口が20万人と書かれている。当時の江戸の人口が40万人ともいわれているので、さすがに20万人は誇張? どちらにしても、16世紀半ば〜17世紀前半の全盛期には、世界の産銀量の約3分の1を占めた日本銀のかなりの部分が石見銀山で産出されたものだったといわれていて、その繁栄ぶりは相当なものだったようだ。ちなみに、石見銀山の銀は上質で、東アジア交易において石見銀山の所在する佐摩村(さまむら)にちなんでソーマ銀と呼ばれ流通していたという説もある。ブランド名があったなんて、すごいだろ!
ネタに掲載している情報は2019年2月1日現在のものです。
また、内容には諸説あるものもあります。