「県立石見海浜公園」の東端にある大崎鼻灯台。この辺りは柿本人麻呂の歌に詠まれた「辛の崎(からのさき)」だといわれています。最寄りの駐車場からアップダウンのある道を10分ほど歩いた先の、地元の人なら皆知っている石見の絶景スポットです。灯台から東の方向には美しい砂丘と丘陵が続き、その先にある江津市のシンボルともいえる高角山(たかつのやま)(島の星山、星高山)まで一望できます。人麻呂が石見を題材に詠んだとされる歌には「角(つの)」という地名がたびたび登場しますが、これは江津市都野津(つのづ)町付近だという説があります。つまり、大崎鼻灯台からの眺めは、万葉ゆかりの「角」をはじめ、青い空ときらめく日本海を一望できる雄大な景観。だから「いい和歌詠めそう」ってことなんです。
ネタに掲載している情報は2019年2月1日現在のものです。
また、内容には諸説あるものもあります。