話に出てくる山盛りのご飯、見たことあるよな。そんな昔話盛りよりはるかにてんこ盛りのご飯を食べ、五穀豊穣や地域の安泰を願うお祭りが吉賀町にあります。500年以上続く伝統行事で、県の無形民俗文化財に指定されている奇祭「萬歳楽」。祭の客は高く盛られたご飯を神様のために全部食べなければなりません。やっとの思いで食べ終わっても「飯はないじゃろうかい」とお代わりを催促するのが作法。しかし、催促はするものの、満腹なのでお椀は隠す。お代わりを盛る接待役の女性はなんとかお椀を奪おうとする。ここで「椀かくし」というユニークな攻防が始まります。ご飯を盛られてしまうと、全部食べなくてはならないのだ!! 作法とはいえ、もう満腹なので真剣な攻防が繰り広げられ笑いを誘います。
ネタに掲載している情報は2019年2月1日現在のものです。
また、内容には諸説あるものもあります。