今回は、今年度3回実施予定の「#もっとしまねを伝えたい」投稿プレゼントキャンペーンと特別企画「しまねとつながるマルシェ」にちなんだ特集です。
県外でみつけた島根、その名も『特集!ここにも島根「#もっとしまねを伝えたい」広島編』です!
今回は、島根県飯南町の農家さんが一生懸命育てたおいしい野菜や果物を、新鮮な状態で広島の食卓へ届けているお店「旬菜マルシェやました」さんを取材しました。
今回も、リメしま名誉団長である、しまねSuper大使「吉田くん」が一緒です♪
広島で島根とつながれる場所「旬菜マルシェやました」があるのは、広島電鉄「土橋」駅から徒歩3分ほどの、個人商店が多く立ち並ぶ一角。
「飯南高原」という紫の旗(壺焼きやきいもを出されている、秋・冬は「やきいも」の旗)と「ゆみちゃん弁当」の看板が目印のウッドテイストな装いのお店が、広島で島根県飯南町とどっぷりつながることが出来る場所です。
「旬菜マルシェやました」店主 山下謙一さんは、飯南町ご出身です。
”島根県飯南町の農家の方が一生懸命育てた、美味しい野菜・果物・お米を美味しい状態で広島の食卓に届けたい。”という思いから2021年6月にオープンしました。
店舗での販売の他にも、より多くの方に飯南町の野菜をお届けするために、広島市中区・南区エリアを中心にご家庭への個別配達を行われています。
また広島市・廿日市市を中心にスーパーや小売店などにも商品を卸されており、2023年4月からは廿日市市にある山陽女学園の学食にもお米を届けています。
「旬菜マルシェやました」さんには、野菜などが魅力的なのはもちろんですが、もう一つお客さまが絶えない理由があります。
それは奥様の由美さんが手作りされる「ゆみちゃん弁当」です。日替わりで献立が変わる「ゆみちゃん弁当」はボリューム満点で、調味料にもこだわって手作りされている人気商品です。
他にも販売している野菜を使ったお惣菜も作られているので、野菜を購入する前に素材の味を確認する事が出来ます。
ではさっそく、本日の「ゆみちゃん弁当」と、ちょうど10月から始まった「焼き芋」をいただきます!
この日の「ゆみちゃん弁当」は、大人気の「生姜ご飯」と「卯の花と焼き芋コロッケ」と自家製野菜たっぷりのタルタルソースがかかった「手羽中南蛮」。
大人気の「生姜ご飯」は、ガツンとパンチのある「生姜煮」をお供に、ご飯が進みます。
ゴロッと大きなこんにゃくが出て来てびっくりの「卯の花コロッケ」と、焼き芋100%の「焼き芋コロッケ」は、ボリューム満点で衣はサクサク!
自家製野菜たっぷりのタルタルソースは、色鮮やかな香味野菜が爽やかで、「手羽中南蛮」をさっぱりといただけました!
そして最後に「焼き芋」!
「焼き芋」ってこんな美味しかったっけ!?と思われる美味しさです!毎日でも食べたい「焼き芋」でした!
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お店をはじめられたきっかけはなんですか?
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高校卒業までは飯南町にいたんだけど、大阪で就職して結婚しました。次男だったので好き勝手させてもらっていたんです。笑
実家も農家でも何でもなくて、父親が木材屋をしていました。木材屋の仕事の関係で、飯南町と広島に家があって、父親は飯南町と広島を行き来していました。
それが、身内に不幸があり、大阪の自宅を引き払って急遽広島に戻って来ました。
飯南町の実家は空き家になってしまったので、空き家バンクに登録する事にしました。
その空き家になった実家を活用してくれた人が、鹿児島で農業を営んでいる方で、夏の間だけ飯南町で野菜づくりをされる事になったんです。
その縁で野菜をお裾分けしてもらえる事になり、食べてみたらその野菜がすごく美味しかったんです。
そんなこんなでその農家さんと交流するうちに、せっかくなので広島の自宅前の小さなスペースを活用して、飯南町の野菜を売る日曜市をしようと考えたんです。
それがちょうど3年前の2020年で、コロナ禍で出来なくなってしまい、諦める事になりました。
でも野菜は順調に出来てくるので、しばらく知り合いを中心に、自家用車で野菜の移動販売をしました。
その当時は、こんなにコロナが長引くとは思っていなかったです。予想以上に長引いたので、自分のお店を持てばいいんじゃないかと思うようになったんです。
そんな時に、不動産会社をしている友人から今の場所を紹介してもらいました。
前のオーナーさんは喫茶店で、コロナ禍をきっかけに引退されたそうです。
今思うと、コロナ禍がなかったらここでお店をやっていなかったと思います。
なんでかこうなっちゃいました。笑
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今後してみたいことなどはありますか?
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もう私らの年齢になってくると、故郷の為に何かしたいと思うようになってくるんですよ。笑
飯南町はIターンの人が多いんです。農業は頑張るけど販路の開拓が難しいので、私が広島で飯南町にIターンした人たちが作る野菜を中心に売っています。
今後は、飯南町の実家の木材屋の跡地に野菜の集荷や加工が出来る作業場を作って、新しい雇用を生み出したいと思っています。
今は加工品を作るのに、色々許可が要ります。なので地域のおばあちゃんが作る漬物とかが販売出来なくなってきています。
おばあちゃん達は申請が出来ないので、辞めてしまうんです。
そんなおばあちゃんを含めて、Iターンの人やもっと若い人が引き継げるようにしていきたいです。
あと、子どもたちへの食育に力を入れていきたいです。
今年の4月から山陽女学園の食堂にお米を入れていますが、彼女達に向けて飯南町の空いている畑を活用した収穫体験などをしていきたいと思っています。
そんな感じに、飯南町への人の流れをつくりたいです。来年にはもう少しカタチになればと思っています。
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広島から見る島根の魅力はなんですか?
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やっぱり自然だと思います。本来の日本の姿というのか、日本の原風景が残っていると思います。
でもずっとそこにいる人はそれがわからないんです。「何もない」って言うんです。私のように、外に出た人間にしかわからないんです。
山や川や畑。飯南町の魅力を、外に出た人間として良さを広めていきたいと思っています。
やっぱり、生まれ故郷の役に立ちたいですね。
飯南町の農家さんが一生懸命育てたおいしい野菜や果物を新鮮でおいしいまま広島の食卓へお届けします。
住所:〒730-0852 広島市中区猫屋町2-14 グローバル猫屋1F
TEL:090-2117-0831
営業時間:10:00~18:00(不定休)
駐車場:提携パーキングあり(三井リパーク(ファミリーマート猫屋町店の横))
※1,000円以上お買い上げでサービス券配布(100円分)