戦国武将、堀尾吉晴・忠氏親子が松江城築城地を選定するために登った山、それが床几山です。
親子はそれぞれ別の山を選んだのですが、早くに亡くなった忠氏公の思いを引き継ぎ、吉晴公は現松江城の地(亀田山)に築城したとのこと。
その床几山からちょっと下ったところに『旧床几山配水池』があります。
平成30年に100周年を迎えた松江市の水道事業を記念して、誰でも無料で見学できる施設としてオープンしました。
排水池内部や当時の送水ポンプ、計量室などの登録有形文化財も見ることができます。
また、宍道湖を含む松江市北側内を見渡す事のできる展望台もあり、静かに街並みを楽しむこともできます。
床几山頂上より眺望は良いですね。
堀尾親子の夢であった松江城もしっかり見て取れます(中央、山陰合同銀行ビルの左側)。
春には桜や梅などの花も綺麗に咲きそうです。
注意点として、旧床几山配水池と床几山とは一本道が違い間違って床几山に車で行ってしまうと結構狭くて大変な目に合うと思います。
くれぐれもご注意を。
2019年02月21日
堀尾吉晴が築城の検分をした山に、かつて松江を潤した水道の排水池があるというのも、面白いご縁でしょうか(^.^)
もっとも、今の松江の水道は料金面であまり評判が良くなさそうですが・・・(^_^;)
松江市民にもあまり注目されない床几山ですが、松江市の成り立ちには欠かすことの出来ない場所。
今回のような施設ができるのはありがたいことです。
安定した水道供給のためには多少の料金高止まりは仕方がないです。
が、民営化の流れで寄りたくなることがありませんように(;^_^。