1915年(大正4年)竣工の波根駅。
当時東京帝大2年生だった芥川龍之介氏が、親友の井川恭氏の招きで松江を訪れ、その流れで開業間もない国鉄に乗って大正4年8月にこの駅に降り立ったそうです。
どうやら前年に2度の失恋で傷心の芥川氏を気遣った井川恭氏が島根に呼んだとのこと。
二人は水月亭に泊まり、後ろに広がる波根海水浴場で心ゆくまで遊んだそうですよ。
この水月亭、今は名前がないのですが、名前が何度か変わり確か金子旅館さんがその流れを継いだ旅館だったように記憶しています(疎覚えなので間違っていたらすみません。)。
ちなみに、この旅行の3ヶ月後に羅生門が発表されているので、この旅行の最中に書いたのでは?とも言われているそうですね。
この浜辺からは雄大な立神岩も見えます。
若き芥川氏も同じこの風景を見たと思うと、昔の偉大な文豪ではありますが何か身近に感じました。
2022年03月08日
波根駅は大正4年開業なので芥川龍之介氏もこの駅舎に降り立たのでしょうね。
味気ない駅舎が増える中、重圧な造りに歴史を感じます。東から乗るとこちら
の駅からが大田市となります、帰省時にはいよいよ大田入りしたな~と実感
出来る大好きな駅であります
そうですね。
田儀駅を過ぎて、普段車では見ることのない海岸沿いの山腹を走ると次の駅が波根駅。
私は数回しかJRに乗ったことはないですが、見慣れた駅と町並みを見るとホッとします笑。
芥川龍之介氏が来られた頃は、こちらがメインの道路だったでしょうから今と違い随分と賑やかだったでしょうね。
気になって検索したらたくさん出てきて驚きました。そしてNaosyukeさんの投稿まで全く知らなかったことに啞然です・・・
当時はかなりの時間をかけて来たのですよね・・・
紀伊神谷さんのコメントでは駅舎も、そしてきっと景色も、殆ど変わっていないのでしょうね・・・
芥川龍之介も島根でリフレッシュした事があったんですね(^^ゞ
水月亭の流れをくむ(?)金子旅館、魚料理が絶品のようですが、今でも宿のすぐ裏の海で泳げるみたいですね(^^♪
普段は自動車道を通るので、たまたま旧道を通っていて思い出し投稿してみました。
新幹線や飛行機もない時代。
飽きるほどの時間をかけてこられたのだと思います笑。
流石に建物は変わっているでしょうが、道の形状や周囲の状況はさほど変わっていないと思います。
なかなか旅館に泊まることはないのですが、当時の旅館があるのは素敵ですね。
大田市ももっと押せばいいのに〜とか思ってしまいますよ。
海岸はきれいに整備はされていますが、大きな形は当時と変わらないと思います。
この日もサーファーが3人、波を楽しんでいましたよ。