東京大学で、日本語の方言についての公開講座が開かれました。
ご当地ネタ好きとして参加してみたところ、出雲方言が登場したので、ちょっとご紹介です。
現代の共通語では「ず」と「づ」、「じ」と「ぢ」は文字の表記の区別はあっても音は同じですが…
高知や山梨では音にも区別が見られることがあり、
「ず」は「ず」
「づ」は「ドゥ」
という感じの発音が見られる…というところから
翻って出雲方言と青森方言では
「じ」「ぢ」「ず」「づ」の全ての音が
同じ音にまとまっている、というお話。
現代の共通語は高知・山梨表現と出雲・青森表現の中間状態であることから、
出雲・青森の音は今後の共通語の辿る先の道を行っているのでは?
なんて説で登場となりました。
講義というとちょっと難しい印象になるかも知れませんが、
各地の方言で『桃太郎』の朗読を流し、
「今のはどこの言葉でしょうか?」
という楽しい形式もあり、
あまり畏まらずにまた参加してみたいな〜なんて思っております。
画像後半は全く別の日のものですが、
越谷レイクタウンにバラパンが登場!
しかも種類も豊富でポップのPRも熱が入っていました。
2023年06月25日
「日本アホ・バカ地図」 ってのを思いだします、
京都を中心に同じ方言が時代とともに全国に広がっていく、柳田国男の「蝸牛」論を補強する画期的な番組でした。
出雲方言は事例にあがるくらい特徴があるんですね。
そういえば、島根のネタ集にも
「出雲弁と宇宙語はきわめて近い」というのがありましたね(笑)
なにかと東西に分かれてくる結果が多いですが、都のことばがオシャレというのは変わらない感覚なのかも知れませんね。
突然、由来不明の陸の孤島が現れるのもまた興味深かったです。
宇宙語ですか!以前どこかの方言がフランス語に似ているPRのCMをしていたな…と思い出しました。
参加してみて驚いたのは、ろう者の方が字幕と手話通訳で"桃太郎水戸方言バージョン"を当てられたことです。音によるイントネーションの違いというヒントがなくても判別できるとは、かなり学ばれているとお見受けしました!