昨日ご紹介した段部の枝垂れ桜のすぐそば。
知らなければ単なる道路沿いの平地なんですけど、日本神話に出てくるかなり重要な場面の舞台です。
素戔嗚尊が八岐大蛇を退治し、この地でその尾を切り開いて宝剣を得た際、頭上に怪しき雲があったのでその剣を「天叢雲剣あめのむらくものつるぎ」と名付けて天照大御神に献上し、現在は熱田神宮に祀られているとのこと。
神社自体は移転合祀して御代神社となっています。
尾を切り開いた実際の場所は、ここから200m北方に有るそうなので、3枚目の写真のどこかでしょう笑。
あの歴史的舞台に立っているのかとちょっと嬉しくなる空間です。
2021年03月20日
ガイドブックにも載っていなくてたぶん公共交通機関で行くのが難しいところシリーズ、おそらく行かれないけど面白くてためになります。
天叢雲剣は石見神楽の「大蛇」でもちゃんと最後しっぽから取り出されますよね。「日本武尊」では東征の際、草を薙ぎ払って身を守ったとして「これよりこの御剣の名を改めて草薙剣と称え申さん」という口詞があり、大好きな場面です。
天叢雲剣というと三種の神器であることが思い浮かびます。熱田神宮にあるのですね。
ほんと、すごい場所ですよね。
神話の舞台と歴史の舞台は違うわけですが(^_^;A
しかし神話の舞台にもかかわらず、それが今でも息づいているというのが出雲のスゴイところだと思いますね(^^ゞ
せっかく島根に居るので、県外の方がご存知ない情報を(それもド級クラスのマイナーな笑)ご提供できればと思って投稿しております。
ここは確かに車でないとかなり時間がかかりますね〜。
若い頃、天叢雲剣と草薙剣は別物だと思っていました笑。
というより、須佐之男命 大国主命 日本武尊もごっちゃになっていて自分であちこち行くうちに理解できるようになりました。
島根には私も知らない面白い遺構遺跡がいろいろありますのでこれからもご紹介させていただきます。
しかし、石見神楽の「大蛇」が好きとは、渋いですね!!
天叢雲剣の実物が熱田神宮にあるということは、おそらく何某かの形でこの辺りで作られたのか、取られたのかしたのではないかなと思っています。
しかし、実際の場所が200m先の畑の中(看板等何も無し)というのには笑ってしまいました。
大切な場所なんだからもうちょっと大事にしようよ〜!と一人突っ込んでましたよ笑。
神話は御伽噺に近い感じですが、その根底には何かの事実があったのではないかと思います。
もっとも、超常現象的なものではなく事実が誇張されたものですが。
実際、あちらこちら現地に赴くとその思いが強くなりますね。
この地を歩き回ると、思いがけない話にたどり着くこともあるのでやめられません笑。
「むらくも」と言えば、県庁の近くにある「サンラポーむらくも」を思い浮かべてしまう私です。
一度だけ宿泊したことがありますが、窓から松江城が見えるのが魅力でもあります。
以前から疑問に思っているのですが、何故、大蛇の尻尾に剣が入っているのか、どのようにすれば尻尾に剣が入るのか、考えていると夜も眠れません。
私も3度食事に行ったぐらいです。
そこです。
なんで尻尾に剣が入っていたのか?
誰が作ったのか?
考えると8時間しか眠れません笑。