主祭神「天津日高彦火火出見命」の御子神「ウガヤフキアエズノミコト」がお生まれになった際、産殿に蟹が寄ってきたので仕えていた神様が毎日掃き除いたところ、命が大層喜ばれその神様に「蟹守」の名を与えられた。
その後「蟹守かにもり」→「掃部かもん」→「加毛利かもり」→「神守」として地域の名前になっているとのこと。
その末裔が日向の宮崎神宮から御分霊してお祭りしたのがこのお社の始まりだそうです。
この神社には珍しく鳥居がありません。
御祭神が天津神であり、国津神の大国主命を祭る出雲大社より大きい鳥居でないといけないということから建てられていないそうです。
2021年05月25日
この神社、鳥居を作らないという理由が、なんとも面白いのですが・・・
写真2枚目に写ってるのは冠木鳥居などと呼ばれ、鳥居の一種(原型?)とも、鳥居の代わりとも言われてるものですから、結局一般的な形の鳥居は作らない(作れない?)理由づけに、天津神や国津神を出してきたんでしょうか・・・(^_^;A
出雲には、まだまだ調べ出すと面白い神社がいっぱいありそうですね(^^ゞ
川が近いので沢蟹だったのか、昔は海がもっと近くて海の蟹だったのか、と想像したりしています。
登りやすい階段で新しくしっかり考えて管理されていることが伺えます。
地図を見ると、出雲ロマン街道ってとても長いのですね。
1枚目の写真には木と木の間にしめ縄がかけてあります。
最初この辺りの原始信仰と合わさったものかなぁとか考えたのですが、案内板の説明を読み「なるほど。」と納得しました。
同じ出雲でも違いがあるのは面白いものです。
宮崎神宮の近くは海も川も近いのですが、大淀川の方が近いので川蟹かもしれませんね。
車ですぐ横まで行けますので楽ですよ。
出雲ロマン街道は、54号線から神西湖近くまで続く長い街道です。