出来上がった酵母、粉、水、塩。
これさえあれば、パンの生地はできます。
1番シンプルなパン。
バターやお砂糖たっぷりのリッチなパンではないけれど、
毎日のご飯のように飽きずに食べられる食事パン。
私の作るパンはこんなパンが多いです。
瓶の中でシュワシュワしてきた酵母。
粉、水、塩と一緒に捏ねて、発酵を待つ。
生地の中でも酵母達は増え、ガスを出し続け、生地が段々膨らんできます。
なぜ膨らむのか?
酵母達が出すガスを小麦のグルテン膜が風船のように受け止めるから。
気温や酵母の状態によって、発酵の時間は全然違う。
そこを調整するのが私の仕事かな?
捏ねたらあとは酵母任せ。
経験から得られる発酵完了時間の予測。
予想外に遅かったり、早すぎたり。
ももちろんあります!
早すぎるのが1番困る……
予測して出かけ、用事を済ませ帰ってくると容器から生地が溢れてる……
なんて事も、、、
今まで何年も私が継ぎながら育ててきた酵母。
なんとな〜く、出かけてても分かる。
早く帰ってきて!
溢れそうだよ!って。
だけど、そうすぐに帰れないことはあるよね…