今日は鯉の栄養価についてのお話しです。
鯉は魚の中でもとても栄養価の高い部類にあるのをご存じですか。
鯉は、古来より「薬用魚」「療養魚」 とよばれ、たくさんの薬効があるといわれています。鯉の住む淡水にはミネラルが無いため、鯉自らが栄養を造らなければなりません。そのおかげで鯉の体全体には、多くの栄養素が蓄えられているのです。
その中でも一番特徴的な栄養素は、アミノ酸です。人間の身体は、20種類のアミノ酸の組み合わせより構成されており、内9種類のアミノ酸は体内では組成出来ない(必須アミノ酸)ため外から取り入れなければなりません。
鯉はなんと21種類ものアミノ酸を持っており、内8種類が必須アミノ酸なのです。このアミノ酸は、心身のベストコンディションを守るホルモンの生成を高め、その働きを活発にします。従って多くの鯉料理から、アミノ酸をバランスよく摂取するすることで、体内の自然治癒力が高まり様々な病気が改善されることに、つながるのです。