コイサイドのある島根県邑南町口羽地区には、中国地方最大の河川『江の川』（異名：中国太郎、島根県側では江川（ごうがわ）と呼ぶ）が流れています。

中国地方の川はほぼ全て中国山地に源を発し、山陰側（日本海）と山陽側（瀬戸内海）に流れますが、江の川は中国山地を貫流して、山陽側の広島県から山陰側の島根県に流れています。

「はすみの鮎」といえば、江川の支流出羽川の鮎を連想されるかもしれませんが、江川本流の鮎も大型が（秋には30㎝オーバーの尺鮎も‼）多くて有名です。

10月になり、鮎は産卵のために川を下っています。
江川は10月15日（一部20日）から親魚保護ため禁漁となります。今は成熟した鮎が獲れる終盤なのです。

夏に獲れる鮎は、身が引き締まりみずみずしく、淡泊な味わいの中に甘みもあります。そんな旬の鮎とはまた違った味わいを楽しめるのが秋に獲れる落ち鮎です。

腹に卵をもち、体色は変化し鉄サビのような色になることから「さび鮎」とも呼ばれます。繁殖期である為あまりエサをとらず、メスはそのうえ卵に養分を奪われ、オスメス共に痩せています。しかし、落ち鮎は身の締まりや甘みに成熟したうまみが加わり、夏に旬を迎えた鮎とはまた違った魅力があります。

是非、江川の落ち鮎を味わってみてくださいね～！

ちなみに、『はすみの鯉』は江川の支流出羽川の豊かな水を流水かけ流しにて養殖しています。こちらもよろしくお願いします！